
Catheter ablation · 2006–2026
アブレーションの仕事全症例のデータ(2006–2026年)
2006年に大阪市立総合医療センター 小児不整脈科に赴任してから2026年9月までに、当科で行ったカテーテルアブレーション1,723件(患者さん1,491人)のデータです。治療したときの年齢と体重、成功率と再発率、不整脈ごとの成績をまとめました。WPW・AVNRT・PVC/NSVTは、それぞれのページで詳しく紹介しています。
概要
治療件数
1,723件
2006年6月–2026年9月、患者さん1,491人
成功率
93.1%
成功1,604件 ÷ 1,723件
再発率
14.0%
再発242件 ÷ 1,723件
年齢(中央値)
11歳
0歳から67歳まで
小さな子どもや、心臓の手術を受けた患者さんも
1歳未満
21件
赤ちゃんの治療
体重15kg未満
131件
体の小さな子どもの治療
先天性心疾患
258件
心臓の病気や手術のあとの不整脈
18歳以上
193件
子どものころからの患者さんなど
2016年からは、凍らせて治療する冷凍アブレーション(クライオ)も使っています(冷凍のみ155件、高周波と両方22件)。
成功率と再発率
「成功」は、治療の終わりに頻拍が起こらなくなった、または症状や不整脈が良くなったものです。「再発」は、治療のあとに同じ不整脈がまた起きたものです。
- 成功1,604件
- それ以外119件
- 再発242件
- 再発なし1,481件
治療したときの年齢
いちばん多いのは12〜14歳(中学生)です。0歳の赤ちゃんから、子どものころから診ている大人の患者さんまで治療しています。
治療件数(件)
治療したときの体重
体重15kg未満(おおよそ3歳くらいまで)の小さな子どもの治療は131件です。体が小さいほど、カテーテルを扱う難しさが増します。
治療件数(件)
期間ごとの成績
治療した時期を3つに分けると、再発率は少しずつ下がっています。
再発率(%)
| 期間 | 治療件数 | 患者数 | 成功率(%) | 再発率(%) |
|---|---|---|---|---|
| 2006–2012年 | 571 | 491 | 91.4 | 19.8 |
| 2013–2018年 | 528 | 476 | 94.7 | 14.0 |
| 2019–2026年 | 624 | 576 | 93.3 | 8.8 |
| 全期間 | 1,723 | 1,491 | 93.1 | 14.0 |
不整脈ごとの成績
| 不整脈 | 治療件数 | 患者数 | 成功率(%) | 再発率(%) |
|---|---|---|---|---|
| WPW | 702 | 643 | 98.6 | 10.8 |
| AVNRT | 332 | 295 | 94.9 | 12.7 |
| PVC/NSVT | 265 | 240 | 91.3 | 14.3 |
| 心室頻拍(sVT) | 144 | 121 | 90.3 | 20.1 |
| 心房内リエントリー性頻拍・心房粗動(IART/AFL) | 167 | 137 | 89.2 | 16.2 |
| 異所性心房頻拍(EAT/focal AT) | 124 | 100 | 87.1 | 26.6 |
| twin AV node | 40 | 31 | 75.0 | 20.0 |
| 心房細動・多源性心房頻拍(AF/MAT) | 35 | 27 | 74.3 | 25.7 |
| 接合部頻拍(JET) | 9 | 8 | 55.6 | 0.0 |
| PJRT | 14 | 13 | 100.0 | 35.7 |
| Mahaim | 10 | 10 | 100.0 | 10.0 |
1回の治療で2種類以上の不整脈を治療したときは、それぞれに数えています(そのため合計は全体の件数より多くなります)。件数の少ない不整脈は、率が大きく動きます。
詳しい成績
件数の多い3つの不整脈は、それぞれのページで詳しく紹介しています。
集計方法:当科のアブレーション治療データベースから、2006年1月1日〜2026年9月26日に不整脈に対して通電(高周波または冷凍)を行った記録1,723件(患者さん1,491人)を集計しました。同じ患者さんの2回目以降の治療も1件として数えています。再発は、データベースに再発と記録されたものを数えた値です(追跡期間の長さは揃えていません)。
