カテーテル室でアブレーション治療をしている様子

Catheter ablation · 2006–2026

アブレーションの仕事全症例のデータ(2006–2026年)

2006年に大阪市立総合医療センター 小児不整脈科に赴任してから2026年9月までに、当科で行ったカテーテルアブレーション1,720件(患者さん1,488人)のデータです。治療したときの年齢と体重、成功率と再発率、不整脈ごとの成績をまとめました。WPW・AVNRT・PVC/NSVTは、それぞれのページで詳しく紹介しています。

概要

治療件数

1,720件

2006年6月–2026年9月、患者さん1,488人

成功率

93.0%

成功1,599件 ÷ 1,720件

再発率

12.8%

再発220件 ÷ 1,720件

年齢(中央値)

11歳

0歳から67歳まで

小さな子どもや、心臓の手術を受けた患者さんも

1歳未満

21件

赤ちゃんの治療

体重15kg未満

131件

体の小さな子どもの治療

先天性心疾患

258件

心臓の病気や手術のあとの不整脈

18歳以上

193件

子どものころからの患者さんなど

2016年からは、凍らせて治療する冷凍アブレーション(クライオ)も使っています(冷凍のみ153件、高周波と両方22件)。

成功率と再発率

「成功」は、治療の終わりに頻拍が起こらなくなった、または症状や不整脈が良くなったものです。「再発」は、治療のあとに同じ不整脈がまた起きたものです。

成功率全1,720件のうち
  • 成功1,599件
  • それ以外121件
再発率全1,720件のうち
  • 再発220件
  • 再発なし1,500件

治療したときの年齢

いちばん多いのは12〜14歳(中学生)です。0歳の赤ちゃんから、子どものころから診ている大人の患者さんまで治療しています。

治療件数(件)

200
150
100
50
0
棒にマウスを合わせる(スマホではタップする)と件数が表示されます。18歳以上は、まとめて2本にしています。

治療したときの体重

体重15kg未満(おおよそ3歳くらいまで)の小さな子どもの治療は131件です。体が小さいほど、カテーテルを扱う難しさが増します。

治療件数(件)

400
300
200
100
0
棒にマウスを合わせる(スマホではタップする)と件数が表示されます。

期間ごとの成績

治療した時期を3つに分けると、再発率は少しずつ下がっています。

再発率(%)

20
15
10
5
0
期間治療件数患者数成功率(%)再発率(%)
2006–2012年57149191.418.6
2013–2018年52847694.713.3
2019–2026年62157392.97.1
全期間1,7201,48893.012.8

不整脈ごとの成績

不整脈治療件数患者数成功率(%)再発率(%)
WPW70064198.69.6
AVNRT33129494.911.5
PVC/NSVT26424091.312.5
心室頻拍(sVT)14412190.318.8
心房内リエントリー性頻拍・心房粗動(IART/AFL)16713789.215.6
異所性心房頻拍(EAT/focal AT)1239987.026.0
twin AV node403175.020.0
心房細動・多源性心房頻拍(AF/MAT)352774.325.7
接合部頻拍(JET)9855.60.0
PJRT1413100.035.7
Mahaim1010100.010.0

1回の治療で2種類以上の不整脈を治療したときは、それぞれに数えています(そのため合計は全体の件数より多くなります)。件数の少ない不整脈は、率が大きく動きます。

詳しい成績

件数の多い3つの不整脈は、それぞれのページで詳しく紹介しています。

集計方法:当科のアブレーション治療データベースから、2006年1月1日〜2026年9月26日に不整脈に対して通電(高周波または冷凍)を行った記録1,720件(患者さん1,488人)を集計しました。同じ患者さんの2回目以降の治療も1件として数えています。再発は、データベースに再発と記録されたものを数えた値です(追跡期間の長さは揃えていません)。